Falluja, April 2004 - the book
現代企画室刊『ファルージャ 2004年4月』を引き継ぐ形で、
同書共訳者2名がファルージャおよびイラクについてのニュースなどを
英語から日本語にして紹介しています。
本文中の翻訳部分の語句は、原文に即するようにしています。
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ある大学生の怒り:Khalid Jarrarさん
Khalid Jarrarさんの11月9日の記事です。ひたすら怒りをぶつけています。情報としてではなく,むしろ,怒りとして,読んでください。

http://secretsinbaghdad.blogspot.com/
and/or http://iraqblogcount.blogspot.com/2004/11/i-am-back.html

Tuesday, November 09, 2004

戻ってきました・・・【訳注:しばらく更新が途絶えていました】
生きてます。ゲンキハツラツかどうかはわかりませんが,生きてることはまちがいない・・・
ってそーなのかな?

僕の心臓は血を流している。僕の魂はひりひりと焼けている。ニュースを見るたびに,僕は死ぬ・・・
けどアホの科学者は,心臓の鼓動があるんだから,「生きてる」と言い張るんだ。
ま,僕は完璧によくはないし,生物学的にもよくはない。このムカツク風邪のおかげで半酩酊状態,でも今はこんな感じでいた方がいいのかもしれない・・・

昨日考えたんだけど,世界で一番憎い人間は誰だろうってね,間違いなくアラウィだ。みなさんがここをお読みになっていることはわかってるんで,悪口を言うつもりはないんですが,どうしても言わずにはいられない。なので1分だけ待っててください。罵ってわめいてきてやる。それから戻ってくるから。

あー,多少すっきりした。

家族の75パーセント以上がファルージャを離れた。でも,みなと一緒にいることを選び,自分の愛した町の土の上で死ぬことの方を望んでいる人もいる。自分の自宅の壁の下敷きになってね・・・ファルージャの人たちがアラウィに頼んだというのが本当だとしたら――ごめん,ここでもう1分ちょうだい――はい,大丈夫です,もしアラウィが言ったように,彼らがアラウィに,ザルカウィから私たちを解放するためにファルージャに侵攻してくださいって頼んだってのが本当だとすれば,どうして僕たちは,市を離れた75パーセントの人々のうちの誰一人として,テレビでこういっているのを聞かないんだろう?

いったいどういう理由で,ファルージャから来た人で,ひとりでも実際にそう言っているのを,僕たちは聞いたことがないんだろう? 新聞で? ラジオで? どうして?

テレビで見る人,実際に会う人,新聞に出てくる人は誰も彼も,アラウィを罵り,ザルカウィなどいない,少なくともファルージャにはいないと言う。どうしてだ?

家をぺしゃんこにされて,赤ん坊の息子を殺された男性が,死んだ赤ん坊をカメラの前で抱いてこう言っていた。「これがザルカウィだ。これがザルカウィだ,間違いない。じゃなきゃ殺すもんか。」

毎日(ラマダーンの)断食があける日没の祈りを終え,モスクから戻ったばかりの若い男性は,ご両親や兄弟姉妹が食卓について,彼を待って食事を始めるはずだったのに,家に帰ってみたら,ご両親も兄弟姉妹も死んでいた。全員だ。家が爆撃されて,みんな下敷きになった・・・

昨日,バグダードで教会が2軒爆弾でやられた。そのときファルージャでは戦闘の真っ最中,それも総力戦だ。この町を,テロ行為で非難することが,今日でもまだ可能なのか?
ザルカウィは自分の身を守るので精一杯なんじゃないのか?

あなたがこれを読んで,あなたの家やオフィスの静けさを楽しんでいるとき,ファルージャの人々は死につつある,燃えつつある,叫んでいる。12,000人の兵士たちは訓練を受けていて,彼らを殺すために送られた。彼らは誇りを持っていたということ以外には,占領されることを受け入れなかったということの以外には,名誉ある生を誓い名誉ある死を誓ったこと以外には,罪は犯していないのに。

窓を閉めて,あなたの生活に戻って,楽しんでください。夜はゆっくり寝てくださいね。僕たちのことなど考えていただくに及びません。政府に訴えようなんて考えていただかなくてもけっこうです。ファルージャの人々は殺されつつある「悪い人々」でしかなく,あなたがたは僕たちを解放しているのだから。レッド・アメリカ,万歳。

khalid jarrar @ 11:19 PM / 7:24 PM
*translated by: nofrills, 11 November 2004


以下はIraq Blog Countの方につけられたコメントです。Assalam Aleikomは自動挿入されます。その後にあるのがコメントをした人の名前。


8 Comments

#10:01 PM Assalam Aleikom liminal ←イラクの人
こっちはまだ寝てない。ハリードは起きてる?
lim

#3:15 AM Assalam Aleikom Justin ←英国の人
どうもです,ハリード。僕も君と同じくらい腹立ててるしへこんでます。ここ数週間,ファルージャの友人とメールのやり取りしてたんだけど,爆撃で人々が殺害されている(murdered)ってのを直接聞いてね。昨日,トニー・ブレアのオフィスの外で抗議してたんだけど,むろんだからどうなるって話じゃない。ファルージャの人権センターのためにお金を集めてます。せめても,事態が落ちついた後に少しくらいはサポートしたいから。

#3:42 AM Assalam Aleikom Anonymous ←名無しさん
誇りと名誉……命を捧げる価値はある。何千というアメリカ人がそのために死んできた。長い年月のあいだ,数百万人が死んできた。宗教と誇りと名誉,そのために何億という人が死んだ。

留まって地獄へ(あるいは天国へ)吹き飛ばされたいのなら,それが彼らの権利ってもんだろう・・・そうじゃないか?

誰だって死ぬ。いつかはね。それを決めるのは個人個人の問題だ。けれど,いつもではないが,時々,理由付けができなくて行動を決められないことがある。誇りと名誉のためにね。
この投稿は,表玄関のポーチに座って,ラップトップで,美しい日の出の後に,熱いブラックコーヒーを飲みながら,朝の4時に起き,ブーツを脱いで書いている。10:30まではささやかなる我が牧場で仕事さ。力仕事さ。

だが,曽祖父,そのまた祖父,そのまた祖父といった先祖から,祖父そして父と母は,こんなに楽じゃなかった。私は彼らが働き達成したもの,そのために命を捧げたものの恩恵を,今,受けている。

Papa Ray
West Texas
USA

#4:31 PM Assalam Aleikom Anonymous ←名無しさん
ファルージャで今この瞬間に死んでいる人たちのお祖父さんとかひいひいお祖父さんとかひいひいひいひいお祖父さんは,今占領軍がぶっ壊しているファルージャを建設するために一生懸命働いたわけじゃないだろう。

だれもがいつかは死ぬ。それはその通りだ。
だけどこんなふうにじゃない。

撃たれてる,爆撃されてる,その痛みがいかほどのものか,私たちには想像すらできない。それが,どうしていけしゃあしゃあと「ああ,人はどうせいつかは死ぬからね,今ごろは天国で平穏に暮らしてるさ」なんて言えるんだ。

イラクに占領軍を送っている国の市民たち。この虐殺を見てみぬ振りをしている国の市民たちは,自己正当化をやめ,はっきり言うべきだ――私はこの虐殺の一部である,と。そう,私はこの殺戮の一部である私の政府を選んだ,私は火に油を注いだ,イラク人の血という油を,と。

それこそ正しい行ないってものだろう。正しいことばってものだろう。

そして,それが,この果てしのない戦争を終わらせる唯一の方法だ。

【時間に余裕がないので2件コメント省略】

#4:50 AM Assalam Aleikom Anonymous ←名無しさん
ファルージャの連中は,3月にアメリカ人の遺体が殴られて引きずり回されたとき,女も子どももうれしそうに歓声あげて,まったくイノセントな市民ってやつだったぜ。(確か3月だったよな。)俺にはイノセントな奴なんかひとりもいないようにみえたが。目には目を,だろ。

【次のコメントも省略】



最後のコメントの「3月に」云々は,4月のファルージャ包囲の直接の引きがねとなったあの殺人・死体損壊事件です。最後のコメントは,あまりにステレオタイプなので,ネタかもしれませんが,私にはよくわかりません。


投稿者:いけだ

コメント(0)| Track back(0) | 2004-11-11 20:36:43 | ファルージャの状況
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