ファルージャは破滅的状況にある
ファルージャは「破滅的状況」にある
2004年11月13日 15:58分メッカ時・12:58分グリニッチ標準時
6日間にわたる米軍のファルージャ攻撃は、ファルージャに住む民間人に破滅的なものとなった。また、イラク北部の都市モスルで戦闘を引き起こす結果となった。
「ファルージャの状況は破滅的です」とバグダードにあるイラク赤新月社の報道官フィルドゥス・アル=アバディは語った。
13日、4台のトラックからなる救援物資のコンボイがバグダードからファルージャに向けて出発した。けれども、米軍とイラク暫定政権は、赤新月社によるファルージャ戦闘地域に赴くための許可申請を受け入れていないのであるが。
危険な行き先
「私たちの行き先はファルージャです。それが危険なことは知っていますが、人道的社会として、そしてイラク人として、これは私たちの義務なのです」とアル=アバディは言う。
職員たちは、トラックには、赤新月社、国際赤十字、ユニセフから提供された、料と毛布、応急手当キット、薬、浄水器が積まれていると語っている。
「私たちは米軍と何の接触も持っていません」とコンボイの責任者であるジャマル・アル=カルブリ医師は言う。トラックは、米軍が止めるまで進むことになるでしょう。
「それから、私たちは米軍兵士との対話を試みます。兵士たちにトラックを捜査させて、そこにあるのは薬品と食料、応急手当関係品だけだということを見せるのです」と、コンボイが50キロ離れたファルージャに向かって出発するときに説明した。
激しい戦闘
ファルージャにいるアルジャジーラの通信員ファドヒル・バドランは、激しい戦闘がファルージャの南東地区アル=シュハダーと北西のアル=ジュランで続いていると報じている。
炎に包まれた家々や店、工場から出る激しい煙により、昼間がときに夜のように暗くなる。また、ときには米軍車両も火に包まれるとバドランは言う。
米軍は、町の中心部から北部に移動したとバドランは言う。北部と西部は以前としてイラク人レジスタンスが制圧しており、たくさんの戦士たちが、セナエーとアスカリ地区にいると言う。
バドランは、民間人の状況は絶望的であると述べ、また、米軍の空襲が数家族を殺したと述べる。女性と子どもそして病人が、庭に埋められた、とバドランは言う。
「私は、あるファルージャ住人に会った。彼は私に、赤新月社の助けを求めたけれど、それを実現することはできないと言った。彼は、すでに二人の子どもを埋葬したけれど、さらに今日また二人が死ぬだろうと言いました。だから、もう助けはいらないのです、と」。バドランはこう伝える。
怒り
ファルージャ攻撃はイラク中部全土で人々の怒りに火を付け、反米の戦士達が一連の攻撃と爆撃を開始した。
シリア国境近くに駐屯するイラク国家警備隊員たちは、水曜日以来戦士たちが町と警察署を奪取しているモスルへの移動を命じられた。
土曜日には、モスルで米軍基地として使われていた宮殿から兵士たちが立ち去ったらしく、その宮殿が略奪された。
人でいっぱいの車やトラックが宮殿に群がり、食料や機材、洋服さらにはマットレスまで持ち去っているところが目撃されたと、モスルの現場にいたレポーターは報じている。
空襲
政府は、モスルの警察署9カ所が戦士たちの手に落ちたあと、警察署長を罷免した。住民は、土曜日には武装した男たちが町をねりあるき、治安部隊が来る兆しはないと語っている。
米軍は金曜日(12日)、モスルが統制できなくなったことを否定したが、抵抗戦士たちを阻止するために、木曜日の夜にモスルに空爆を加えたと語った。
米軍は、1万人の米軍と2000人のイラク軍兵士が8日に開始したファルージャ攻撃は、ファルージャのレジスタンスをすべて一掃するまで止める予定はないと述べている。
アルジャジーラの遺憾
ニューヨークでは、「ジャーナリストを守る委員会」(CPJ)が、イラク当局がメディアに対してファルージャ報道では政府路線を遵守するよう警告を出したことを深く憂慮すると発表した。
CPJの代表アン・クーパーは「それは、自由で民主的な社会を建設するにあたりイラク政府の信憑性を傷つけるものだ」と述べた。
一方、アルジャジーラは、イラク暫定政権が3カ月前にアルジャジーラのイラク支局を閉鎖させたために、直接イラク状況を伝えることができないことについて、読者に謝罪している。
AMSのメンバーが拘束されている
また別の事件として、イラク国家警備隊の一部隊が、ムスタファ・アル=デュライミ師のバグダード自宅を襲撃し、拘束した。アル=デュライミ師は、影響力のあるムスリム組織、イスラム法学者協会のメンバーである。
目撃者によると、アル=デュライミ師は、警備隊員の一部から、手荒な攻撃を受けたという。
アル=デュライミ師は、その前、米軍とイラク軍によるファルージャ攻撃を非難するアブ・ハニーファ・モスク前でのデモを率いていた。
衝突の広がり
土曜日にはまた、バグダード西部アブグレイブを米軍が襲撃し、イラク人4人が殺され12人が負傷した。一方、高速道路の米軍コンボイを狙った爆発物により、同地域の軍用車両2台が損傷した。
ビジでは、爆発物により石油パイプラインが爆発し、火がついた。この出来事のあとで、石油施設警備員の二人の行方が分からなくなっていることが伝えられている。
ティクリートでは、4人のイラク人----そのうち3人は警察官----が爆発で重傷を負った。
米軍車両が破壊される
バクバでは、米軍のハムビー1台が爆発物で破壊された。米軍は、事故現場につながる全道路を封鎖した。目撃証人によると、怪我人は米軍の航空機で運び去られたという。
米軍に反対する兵士たちは、また、バグダード中心部のアル=カラダにあるアル=サドルホテルにも突入したとアルジャジーラは報じた。
アジミヤのアブ・ハニーファ・モスク近くでは、イラク人戦士と米軍・イラク警察との間で戦闘が勃発した。
米軍とイラク軍はまた、ファルージャ出身の戦士たちが武器を持って避難しているのではないかとして、アル=ハバイニヤーのモスクを襲撃した。
米軍が後押しする暫定首相イヤド・アラウィのオフィスは、バグダードの国際空港の通常フライトは、今後の通知があるまで閉鎖すると発表した。
本ブログでも、ほかのいくつかのブログ(とりわけ、シバレイさんのブログ:当ブログ右下のリンクをご覧下さい)でも、様々なかたちで紹介されてきたことを多く含んでいますが、全体を見るために、ここで改めて紹介するものです。
投稿者:益岡






