Falluja, April 2004 - the book
現代企画室刊『ファルージャ 2004年4月』を引き継ぐ形で、
同書共訳者2名がファルージャおよびイラクについてのニュースなどを
英語から日本語にして紹介しています。
本文中の翻訳部分の語句は、原文に即するようにしています。
転送・転載はURLを付記して、ご自身の判断でどうぞ。トラバ・リンクなども連絡等不要。
※トラックバックはなるべく記事内に当方記事へのリンクを含む形でお願いします。
※あなたのウェブログを宣伝するためだけの当方へのトラバはお断りします。
background-image: *
*2006年10月1日:
このウェブログは移転しました。
*teanotwarのRSSリーダー稼動中です。イラクのブログなどを登録してあります。
Falluja, April 2004 - the book

【重要なお知らせ】

2006年10月1日:
このウェブログは移転しました。
ここにあるすべての記事を、移転先に転記しますので
(記事を見つけるためには、お手数ですが、移転先で記事検索をご利用ください)
コメント・トラックバックなどは移転先の記事へお願いいたします。
**********
このブログが閲覧できないときは,ミラーサイトをお試しください。
また、このウェブログ内で、一部デッドリンクが発生しています(→詳細)。


自由の名において加えられた拷問と悲惨
ノーベル文学賞受賞者がイラクの破壊と言葉の破壊について語る。

自由の名において加えられた拷問と悲惨
ウィルフレッド・オーウェンは戦争を蔑視していた
ハロルド・ピンター
2005年10月17日
Counter Punch 原文

以下の発言は、ピンター氏が今年、ウィルフレッド・オーウェン賞を受賞したときのスピーチから

偉大な詩人だったウィルフレッド・オーエンは、ほかのどの詩人よりも、戦争の悲劇と恐ろしさ----そして哀れさ----について考えていました。それにもかかわらず、私たちは何一つ学ばなかったのです。彼の死から100年近くたった現在、世界はもっと野蛮に、残忍に、無慈悲になっています。

けれども、米国と英国が体現している「自由世界」はほかの世界とは違うんだ、と私たちは教わります。というのも、私たちの行為は道徳的な権威と道徳的な情熱に導かれており、その承認を得ているのだから、そしてそうした道徳的権威と情熱は「神」と呼ばれる者に認められたものなのだから、というわけです。この考えを理解するのに困難を覚える人もいるかも知れません。けれども、オサマ・ビン・ラーディンならば簡単にわかるのでしょう。

ウィリフレッド・オーエンならば、イラク侵略についてどう言ったでしょう? 強盗行為、あからさまな国家テロ行為、国際法の理念に対する徹底的な軽蔑。嘘の上に嘘を重ね、メディアを大規模に操作して人々を操作した上になされた恣意的な軍事攻撃。最後の手段として持ち出した(というのもそれ以外の口実はすべて自分たちを正当化することができなかったから)解放という装いのもとで中東に米国の軍事的・経済的な制圧を確立しようとした行為。罪のない人々を数千人また数千人と殺し手足をずたずたに切り裂いた膨大な軍事力の行使。

医学雑誌ランセットに掲載された独立した完全に客観的な調査は、イラクの民間人死者数は10万人に近づいていると推定しています。けれども、米国も英国も、わざわざイラク人死者の数を数えたりなどしません。米国中央軍司令官トミー・フランクス将軍は「遺体を数えなどしない」と言いました。忘れられない言葉。

私たちは、イラクの人々に、拷問とクラスター爆弾、劣化ウラン、数え切れないほどの理由無き殺人、悲惨と苦しみをもたらし、それを称して「中東に自由と民主主義をもたらした」と言っているのです。けれども、私たち全員が知っているように、私たちは花を持って歓迎されなどしませんでした。私たちが引き起こしたのは、激しい絶え間ない抵抗と暴力と混沌でした。

ここで次のように言うかも知れません:イラクの選挙はどうだったのか? と。ブッシュ大統領自身がこの質問に答えて次のように言っています:「外国の軍事占領下である国が自由で民主的な選挙をすることができるなどという考えは受け入れられない」。この文章を二回読んでようやく、彼が話をしているのはレバノンとシリアについてなのだとわかりました。

ブッシュとブレアが鏡をのぞき込んで自分の姿を見たとき、何が見えるでしょうか?

ウィルフレッド・オーエンならば、米国政府と英国政府の言葉と行動の両方に対する私たちの軽蔑と嫌悪を吐気を恥を、私たちと共有するでしょう。

ハロルド・ピンターは2005年ノーベル文学賞を受賞。記事をwww.haroldpinter.orgで読むことができる。

投稿者:益岡


コメント(1)| Track back(0) | 2005-10-21 21:56:01 | イラク全般
■ ウィルフレッド・オーウェン (1893 - 1918)
ピンターの文中で言及されているウィルフレッド・オーウェンについては、
http://ja.wikipedia.org/wiki/Wilfred_Owen
……だとあまりに情報が少なすぎるので、
http://www.uplink.co.jp/warrequiem/
……と思ったらここもずいぶん情報が少なくなっているので、プロジェクト・グーテンベルク(英語)。
http://www.gutenberg.org/etext/1034.html.utf8

ウィルフレッド・オーウェンは英国の詩人。第一次世界大戦に従軍し、兵営で夜毎詩を書き、大戦終結の少し前に戦死。遺品から見つかった詩集の序文の書付は、This book is not about heroes.という文で始まっています。
いけだ (2005-10-22 09:41:41)

名前 :
タイトル :
URL :
コメント :
<< 写真展 FOR LIFE ---- 戦場から逃れられない人々
特別法廷についての記事とメモ >>