Falluja, April 2004 - the book
現代企画室刊『ファルージャ 2004年4月』を引き継ぐ形で、
同書共訳者2名がファルージャおよびイラクについてのニュースなどを
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続報:アルジャジーラ,バグダード支局閉鎖。
アルジャジーラのバグダード支局閉鎖について,英語版のアルジャジーラのサイトを見てみました。

記事を古い順に並べておきます。

まず,今年2月の,当時の統治評議会による「活動禁止命令」についての記事。
Iraqi officials ban Aljazeera
Sunday 01 February 2004, 9:42 Makka Time, 6:42 GMT
http://english.aljazeera.net/NR/exeres/FDAE4C28-ACEB-4C54-88CE-DA2C5E8FE992.htm

次に,「主権委譲」後およそ1ヶ月を経た今年7月下旬の記事。
Aljazeera 'outraged' at Iraq criticism
Monday 26 July 2004, 11:04 Makka Time, 8:04 GMT
http://english.aljazeera.net/NR/exeres/A3BF4F15-97CC-4B0B-BAFE-55A1CB3D859F.htm
モスクワを訪れていたジバリ外相の発言について,次のように書かれています。
Aljazeera has expressed outrage after the interim Iraqi foreign minister attacked its coverage of events in Iraq saying the interim government is considering closing down the channel's Baghdad bureau.

Hoshyar Zibari accused Aljazeera, along with other Arabic language satellite channels, of "incitement" and hiding behind media freedoms.

Zibari said the channel's coverage of Iraq was "one-sided" and "distorted".

He made the comments in an interview with an Aljazeera correspondent during an offcial visit to Moscow on Sunday.

【概要】ジバリ暫定政府外相がイラクでの出来事の取材についてアルジャジーラを非難し,バグダード支局閉鎖も検討すると発言した。外相はアルジャジーラを「煽動している」,報道の自由のかげに隠れていると批判し,またアルジャジーラのイラクの取り上げかたは「一方的」で「歪んでいる」と述べた。外相の発言は日曜日(7月25日)に訪問中のモスクワにおいて行われたアルジャジーラ記者とのインタビューでなされた。


そして,今回の「暫定政府からの1ヶ月間の閉鎖命令」について。
Aljazeera vows to cover Iraq despite closure
Sunday 08 August 2004, 9:57 Makka Time, 6:57 GMT
http://english.aljazeera.net/NR/exeres/9C888134-9481-485A-A675-DD3C50DA224D.htm

アルジャジーラが暫定政府に取材を申し込んでも芳しい反応が得られなかったということも書かれていますし,「1ヶ月後に支局を再開するためには,Aljazeera had to promise to change its policy regarding its Iraq coverage(イラク報道に関して方針を変えることを約束しなければならない)」と書かれた書類を支局の弁護士たちが受け取っていることも書かれています。

アラウィ首相は,「独立した組織がAJの報道についてどのように暴力を煽動しているのかなどをモニタリングした結果の閉鎖命令だ」とし,「この決定は国家安全委員会(the national security committee)によってイラクの人々/国民を守るためになされたものだ」と述べているそうです。

一方で,これはある程度は「アルジャジーラの記事だから書かれていること」だと思いますが,The development followed reports that US Defence Secretary Donald Rumsfeld had accused Aljazeera and the other main Arab news channel, Al-Arabiya, of harming the image of the US in the Arab world. つまり,アルジャジーラとアルアラビヤがアラブ世界での米国のイメージを傷つけているという批判が,ラムズフェルド国防長官の口から出ていた(記事によると,ラム爺のこの発言は,the Chicago Council on Foreign Relationsでなされたもの)。

「言論の自由・報道の自由は絵空事か」というほとんどクリシェと言える批判ですらなく,「誰が『アメリカのイメージを傷つけて』いるのか」という,場合によっては感情的反発と言えるものが出てくるのではないかと私は思います。米政府もイラク暫定政府もそれを計算できないほど愚かとは考えづらいので,こういう反発が出てくることも想定されているはずですが,それでいてこういう方向に動いたということは,それ自体に意味があるのではないかと思います。

なお,これは本当につけたしなのですが,ファルージャとの関連で言えば,今年4月にファルージャ取材中のアルジャジーラ取材陣が攻撃されたという記事もあります。
Aljazeera under fire in Falluja
Saturday 10 April 2004, 18:44 Makka Time, 15:44 GMT
http://english.aljazeera.net/NR/exeres/3B3253DC-F741-4F90-B568-2C9CBDEFECD4.htm


コメント(0)| Track back(0) | 2004-08-08 19:52:47 | イラク全般
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